これからのメンテナンスを考えた水槽の置き場所を考える

 

水槽の大きさやレイアウトが想像できたら、次に置く場所を考えてみましょう。
あなたの理想とする置き場所もあると思いますが今回は「メンテナンスしやすさ」にフォーカスして考えていきたいと思います。

水槽は大量の水が入っているために移動するのはとても大変です。これからの水槽のメンテナンスを考えて配置することで「やっぱりこっちの方が良かったな」なんてことにならずに済むかもしれません。

 

水槽を置くベストな場所とは

 

水槽を管理する上でメンテナンスは日常的に行うものです。メンテナンスにはトリミング・換水・ガラス面の掃除・フィルターの洗浄などがあります。それらのメンテナンスを考える時に「太陽光に当たらない場所に設置する」というのがアクアリウムでは基本となっています。

太陽に照らされた水槽はとても綺麗ではありますが、太陽の強い光に水槽が照らされることによってコケの発生が促されます。
これは水槽のガラス面だけの話にとどまらず、水槽の中にある水草や流木などに付着したり絡まったりするコケなども増えていきますから、太陽光にさらされない場所に設置することがメンテナンス頻度を少なくする基本であると言えます。

 

メンテナンスとは排水である

 

日々のメンテナンスで一番高い頻度となるのは、換水になるはずです。

水を換える時に問題となるのが「排水」です。
水槽に入れる水は水道水を直接入れるわけではなく、カルキ抜きなどの処理をします。なので水道に近いからという理由よりも「排水ができる場所が近い」というところを重要視するといいと思います。

 

サイフォンを使って排水する

 

水を換える方法は人それぞれありますが今回は私のやり方を例として説明していきます。

私の場合は大きめのゴミ箱を水をためるために使っています。
まずは水槽内の水を1/3程度ゴミ箱に移して捨てます。その後、空になったゴミ箱にさらに水を入れて新しい水を混ぜて、その水を水槽内に水中ポンプを使って戻します。これが私の換水方法です。

この時、ゴミ箱に水を移す際に「サイフォンの原理」を使って水を移動させています。サイフォンの原理とはアクアリウムをする人が必ずと言っていいほど利用している物理法則です。
このサイフォンの原理を使うと簡単に水槽内の水を移すことができるので、ぜひこの機会に覚えてみてください。

 

サイフォンの原理を使った排水

 

サイフォンの原理は日常でも灯油ポンプなどに利用されている原理で位置の高いところから低いところへ液体を移動させる時にとても便利な物理法則です。

wikipediaの「サイフォン」の項にわかりやすい文言があったので以下に引用します。

何らかの液体を、高い位置にある出発地点と低い位置にある目的地点を管でつないで流す際、管内が液体で満たされていれば、管の途中に出発地点より高い地点があってもポンプでくみ上げることなく流れ続ける。

外部フィルターを始動させる時に「呼び水」という動作が必要になることがありますが、これもサイフォンを利用した水の移動方法です。

 

サイフォンの仕組みを考えて置き場所を考えてみる

 

サイフォンの原理を使う排水を考えると、低い位置に排水できる場所があると便利であることがわかります。

一般家庭での排水できる場所はキッチン・風呂場・庭などがあります。ベランダも排水できるように思えますが、ベランダは防水加工があまりされていないところが多いので、近隣トラブルを避けるためにも控えておいたほうがいいでしょう。

キッチンは水槽の高さよりも高い場所に排水溝があるために難しいかもしれません。もしも水槽台がキッチンよりもやや高いのであればキッチン付近に、そうでなければ風呂場が排水できるところになります。
お庭が家庭にある場合は、水はけの良さそうな場所に排水しましょう。

 

マンションを例に配置をデザインする

 

マンションを例にどのような場所がいいのか考えてみます。

一般的なマンションの構造では風呂場付近に置けそうな場所は廊下、または玄関になりますがどちらも狭いため水槽台を置くのが難しいかもしれません。
間違っても水槽台を使わずに玄関の下駄箱の上に置いたりしないようにしましょう。耐久性もあまり良くないですし、地震などで水がこぼれた場合お気に入りの靴がびしょ濡れになってしまうかもしれません。

玄関や廊下に置くスペースがあったとしても作業ができるスペースが狭くなってしまうようであれば避けたほうが無難です。

ではキッチンのそばはどうでしょうか。

最近のマンションはオープンキッチンになっているところも多く、サイフォンの原理を使って排水する場合はホースの取り回しがしやすいかと思います。
キッチンは太陽光が当たる場合も少ないでしょうから、キッチンのそばが正解に近い置き場所であると思います。

 

電源の確保も忘れずに

 

水槽を置くときに忘れてしまいがちなのが電源の確保です。

アクアリウムでは様々な電源を使わなければなりません。照明・フィルター・ヒーター・電磁弁などがあります。少なくとも4つのコンセントが必要になるので分岐を使うとしてもコンセントが水槽の背面付近にあったほうが便利です。

延長コードを使うこともできますが、せっかく綺麗な水槽をこれから作るというのに配線が見えてしまっていては少し残念な気持ちになりますよね。ですので最初の段階で水槽を置く場所をしっかりとデザインしておきましょう。

 

実際に配置するときに気をつけること

 

実際に置く場所が決まったら厳密な配置をしていきます。

綺麗に水槽を見せるためにも壁とは平行に置くといいでしょう。なおこの時に壁とは接触させない方が無難です。
水槽の中をいじっている時に水が跳ねて壁につくのを繰り返すことで劣化する恐れがあります。ヒーターで加温されているため壁紙のノリも弱くなるかもしれません。

そして配置するときに忘れないでほしいのが「水槽背面にはスペースを設ける」ことです。
だいたい10cm~15cmほどあけておくといいと思います。これは外部フィルターの配管を後ろから回すことが多いためにあける必要があります。

 

水槽の周りはできるだけ綺麗に

 

水槽の周りではトリミングなどで水に濡れたりすることが多くなります。大切なタンスや、電子機器など水に濡れて困るものは近くに置かないほうがいいです。

特に水槽の前にはできるだけ物を置かないようにしましょう。これからする日々のメンテナンスは水槽の前で行うことになりますから、ただでさえ面倒に感じてしまうメンテナンスをストレスなく行うために綺麗にしておくといいと思います。

水槽のメンテナンスも楽しく感じられるように、また綺麗な水槽がさらに綺麗に見えるように工夫してみると更にアクアリウムが楽しくなりますよ。

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